
長年一緒に走ってきたバイクを手放したので、名残を惜しむとともに買取過程を備忘録的に記載します。
決意
2年に一度、車検の時期が近付くとバイクとの付き合い方を考えてきました。
仕事などの忙しさにかまけて、また夏は暑く、冬は雪が降り、ろくに走っていませんでした。
車検はユーザー車検で、重量税と検査代と自賠責で1万5千円ぐらいですが、30年近く前のバイクなので、車検の都度どこかを補修する必要があり、それなりに費用はかかります。自分でメンテナンスする技術や道具のある人は、それこそが楽しいのでしょうが、わたしはメンテナンスはバイク屋任せなので、どうしようかと考えてしまうのでした。
もっとこのバイクを愛してくれる人が乗ってくれる方がいいんじゃないかみたいなことも考えます。
それで、いったんバイク生活を休止することにしました。
行動
最近、人生の短さを感じるようになり、考えて時間を費やすより行動に移すようになってきていましたが、それでも18年付き合ってきた相棒との別れにはぐずぐずしがちでした。
きっかけが欲しいと思っていたら、ChatGPTに聞いてみることを思いつきました。
答えはすぐあり、まずは同時比較できる業者が多いバイク比較.comで価格の天井を探りつつ、安心とポイントを狙って楽天Carにも申し込み、一番高いところと話を進めるようにという、じつに具体的なやり方を示してくれました。
ただAIは平気で嘘をつくこともあるので、近くの業者にも実写を持ち込んで査定をしてもらいました。
すると1社は30,000円、もう1社は180,000円と、えらく差がある結果が返ってきました。
バイク比較.comで申し込むとカチエックスという会社が写真を求めてきて、各社の査定が24時間以内に届きました。
9社が10,000円から107,000円の価格をつけ、納得できなければカチエックスが交渉の手伝いをしてくれるとのことでした。
しかし80,000円近い上昇は望めないと判断し、レッドバロンに売却することにしました。
分析
思うに、レッドバロンはその場で機械によるアラインメントチェックやタンク内部の錆のチェックをしていて、細かい情報に基づいて査定できるのに対し、ネット経由の業者は写真のみで判断せざるを得ず、ある程度のリスクを考えながら妥当な価格をつける必要があるのと、陸送などの手間などもかかるでしょうから、おのずと価格に差が出るのではないかと考えました。
ネットの評判ではレッドバロンは自社から購入したバイクについては、メンテナンス履歴が分かるために高めの買取をするが、そうでない場合は、ネットワークの大きい業者の方が高額になるということでした。
なので、現社を持ち込めるかどうかなどの要素も併せて考える必要があるようです。
また、ネットオークションだと高額で売却できる場合もあるようですが、その手間を考えると、システムができている買取業者を利用することは、時間の大幅な節約になるといえます。
人生は短いですから、もっとしたいことに時間を回すことができました。
感想
ネットで買取査定を申し込んだ翌日には売却できました。
時間は節約になりましたが、心が追い付くには時間が速すぎたようで、バイクがなくなった駐車スペースを見るたびに、すこし心がキュッとなります。
今後
以前ゼファーのナナハンを売ったことがありましたが、手放してからツーリング仲間に出会い、SRX400を手に入れました。またいつ次の出会いがあるかもしれません。
任意保険は解約しましたが、同時に「中断証明書」の発行を依頼しました。レッドバロンに教えてもらったのですが、また乗るときに、解約当時の等級を引き継ぐために必要になる書類とのこと。
10年間は有効らしいので、しっかり温めておくことにします。
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