五十肩（肩関節周囲炎）の体操と備忘録 — 長期化する肩の痛みに能動的に向き合う

1〜2か月前、胸の前で腕を組むと右肩に痛みを感じるようになりました。
過去にも五十肩を経験しており、当時は「そのうち自然に治るだろう」と受け身で過ごしていました。
しかし今回は、痛みが続き、改善が遅れているため、自分から動いて回復を促すことにしました。

この記事では、私が受けた診察・処方・毎日できる体操を備忘録としてまとめます。
長期化する肩の痛みに対して、自分で関われることを少しずつ行う姿勢の参考になれば幸いです。

診察

整形外科では、握力や肩の内・外旋、挙上などの動作を確認したのち、レントゲン撮影を行いました。
骨に異常は見られず、肩関節周囲炎（五十肩）になりかけとの診断を受けました。

肩関節周囲炎とは、肩の腱板・関節包・滑液包などの周囲組織に炎症が起こり、肩の動きが制限される状態です。
50代以降に多く見られ、「四十肩・五十肩」とも呼ばれます。
原因は明確でないことが多いものの、加齢や運動不足、姿勢の癖が関係している場合もあります。

私が受けた治療は、赤外線温熱器で肩を温める方法と、消炎鎮痛貼付薬（湿布）の使用でした。
貼付薬は痛む場所に貼りたくなりますが、皮膚のかぶれを防ぐために貼る位置を変えることが大切です。

これらはあくまで私の体験に基づく内容であり、症状や体質によって効果は異なります。
痛みが強い場合や長引く場合は、医師・理学療法士に相談してください。

整形整形外科の医師に教わった5つの体操を、1日3〜4回、各20秒ずつ行います。
全部で2分ほどなので、無理なく続けられます。

入浴後など、体が温まった状態で行うと効果的です。
痛みが強い場合は無理せず中止し、専門家に確認しましょう。

以前は「治るまで待つしかない」と思っていました。
しかし今回は、体操や温熱療法、薬を通じて、痛みのある肩に自分から関わることができると感じています。

効果がすぐに出なくても、自分の行動が回復のプロセスに関わるという意識は、受け身で耐えるだけの過去の経験とは大きく異なります。

肩の動きは生活の質に直結します。
少しずつ動かしながら、肩と自分の関係を見直す時間を持つことが、回復への第一歩です。

五十肩は長引くことが多いものの、体操・温熱療法・薬を組み合わせることで、改善のプロセスに参加することができます。
毎日の体操は短時間で行え、肩の可動域を保つうえで有効です。
痛みが強い場合や違和感が続く場合は、専門家の指導を受けましょう。

この備忘録が、同じ悩みを抱える方の小さな励みになれば幸いです。

※本記事は筆者の体験に基づく記録です。使用・実践の際は、必ず医師や薬剤師の指導に従ってください。

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