メモ魔の悩み
私は昔からメモ魔で、気になった言葉や図表、記事の一節など、思いつくままに残しておきたいタイプです。
そのため、Evernoteは長年の相棒のような存在。仕事のメモから本の抜粋まで、何でもそこに集約しています。
Scannableの限界
vernote純正アプリの「Scannable」は優秀ですが、1枚撮るごとに1ノートが自動生成されてしまうのが難点です。
本のように連続して記録したい場合、これでは流れが分断されてしまいます。
以前は時間をかけて“自炊”（本を裁断してスキャンしPDF化）していましたが、最近は気になったページだけを取り込む「部分スキャン派」に落ち着きました。
Adobe Scanとの比較
スキャンアプリとしてよく比較されるのが「Adobe Scan」。
画質やOCR（文字認識）の精度は高いものの、起動直後にカメラが立ち上がる仕様や、連続撮影のしづらさが気になります。
完成度は高いが、使い勝手の軽快さに欠ける――そんな印象です。
日常的に使うツールとしては、もう少しテンポのよさが欲しいところでした。
広告の多さとCamScannerの策略
一方のCamScannerは、操作が直感的で非常に使いやすい。
しかし無料版では、広告の多さが目立ちます。
使い始めこそ快適ですが、しばらく経つと操作のたびに広告が挟まり、テンポが悪化。
ある日、数日間のプレミアムお試しを利用したところ、解除後に有料プランの案内がしつこく表示され、ついには起動すらままならなくなりました。
アプリを削除して再インストールすると元に戻りましたが、その際に「通常6,400円 → 3,500円」という割引オファーが登場。
……そして気づけば、購入ボタンを押していました。
サブスク導入の決断
こうして晴れてCamScannerプレミアムユーザーに。
広告なし・高精度OCR・クラウド同期、どれも快適そのもの。
本を読みながら気になったページをスキャンし、読了後にPDF化してEvernoteへ共有する流れが定着しました。
スキャンした知識を検索可能な形で残せるのは、知的作業を支える大きな武器です。
費用対効果と今後の使い方
サブスクリプションは年間6,400円。
一見高く感じますが、作業効率や知識整理の生産性を考えれば十分に元は取れます。
1年後の更新日前日に「継続を検討」と予定を入れましたが、正直もう戻れない気がします。
CamScannerの“策略”に、気持ちよくハマってしまったのかもしれません。
まとめ
CamScannerは、単なるスキャンアプリではなく、思考を補助する知的ツールです。
スキャンを通して、自分の中に残しておきたい知識や感動を、いつでも検索可能な形で保存できる。
それが、メモ魔にとって何よりの快適さでした。
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