心(Spirit)カテゴリーでは、心理学を中心に、日常生活や仕事の中での心の気づきや思索的・哲学的な内容を掲載しています。心理学の知見を活かし、自己理解や心の成長、内省に役立つ記事をまとめています。読む人が少し立ち止まって考えるきっかけを提供します。

『ココで差がつく! 会話が止まる人と会話が続く人』レビュー
『弱キャラ友崎くん』を読んでいて、「コミュ力」というキーワードが心に残っていて、その「コミュ力」の文字が帯にあった』この本が目に留まりました。平易でありながらも独特のキーワードを用いながら、コミュニケーションに難しさを感じる人に助け船を出し...

『スマホ時代の哲学』備忘録
単純化『スマホ時代の哲学』を読んでいて、出てくるタームが多くて混乱したので、備忘録としてポジティブ(本書でよいとされるもの)・ネガティブ(その反対のもの)という二分法でバッサリ切り分けておくことにしました(こんな分け方をすることこそが本書の...

本当にやりたいこと- 『スマホ時代の哲学』より
「自分が本当にやりたいことって何だろう」という疑問は高校生時代くらいからあった疑問で、忙しさにかまけて考えなくなり、何かのきっかけで立ち止まって考える必要が出てくると頭をもたげてきて、限られた時間の中でその時点での答えを出しながら歩んできま...

村上春樹の借金時代に学ぶ「好きなことを続ける力」-『職業としての小説家』より
借金があると気持ちが沈みがちですが、ある体験を通して少し前向きな気分を取り戻せたので、記しておきます。それは、村上春樹の『職業としての小説家』をAudibleで聴いたときのことです。オーディブルでの出会い無料体験から始めたAmazonのAu...

なぜ今、仏教なのか――『なぜ今、仏教なのか』レビュー
私たちは、自分の考えや理性によって行動を選んでいると思いがちです。しかし、実際には「心が自分をコントロールしていない」瞬間が数多くある――。そんな現実を静かに示してくれるのが、ロバート・ライト著『なぜ今、仏教なのか』(ハヤカワ文庫NF)です...

ウォーキングが続かない人へ|楽しみながら歩くコツとおすすめアプリ
歩こうと思っても続かないあなたへ健康のために歩こうと思っても、つい「今日は天気が悪いし…」と後回しにしてしまう。そんな日が続いて、気づけば三日坊主で終わっていた。そんな経験、ありませんか?人によっては、友達と一緒に取り組むことで習慣化できる...

心理療法のはじめに──発達障害の視点をもつということ
心理療法には多くの流派があります。来談者(援助を受ける人)とセラピスト(援助を行う人)が、どの方法を選ぶかは自由です。しかし近年、心理支援を考える上で「発達障害の視点を持つこと」が欠かせないと感じる場面が増えています。この記事では、医療との...

『多動脳』レビュー|「落ち着きのなさ」は才能かもしれない
はじめに仕事でADHD傾向のある子どもに関わることがあります。わずか数時間の関わりでも、対応する保育士や親御さんの苦労の大きさに気づき、胸が痛くなることがありました。ただ、この本を読んで、「もしこの特性を別の角度から見られたら、少し希望が持...

『アメリカは自己啓発本でできている』レビュー
自己啓発本の「地図」を持っていますか?自己啓発本という言葉に、どこか惹かれる気持ちと、少し照れくさいような感情を抱く人は多いと思います。「読むと元気になれるけれど、なんとなく軽く見られがち」という複雑な印象を持つ人もいるでしょう。そんな“自...

頭のいい人は話す前に何を考えているのか──読書で見つけた「考える練習」
新聞の書評で「2023年のビジネス書ランキング第1位」と紹介されていた、安達裕哉さんの『頭のいい人が話す前に考えていること』を読みました。タイトルのとおり、「話す前に考えること」に焦点を当てた一冊です。とくに最後の章の「昨日観た映画を『面白...