導入:疲れているのに休めない感覚
一日を何とか終えた夜、
特別な出来事があったわけではないのに、
体も気持ちも、次の動きに向かえないことがあります。
休んだ方がいいと頭では分かっている。
けれど、かと言って寝ようとも思えない。
何をする気にもなれず、ただ時間だけが過ぎていく。
そんな状態を、
「怠け」や「気合い不足」と考えてしまう人は少なくありません。
問題意識:気力低下=怠けと誤解しがち
気力が落ちているときほど、
自分を責める考えが浮かびやすくなります。
本当は疲れているだけなのに、
「もっと頑張らなければ」と思ってしまう。
その結果、休むことにも踏み切れず、
中途半端な時間を過ごしてしまうことがあります。
視点:回復には「休み方の順番」がある
こういうとき、
無理に気分を立て直そうとするより、
まず体の回復を優先した方が、結果的にうまくいくことがあります。
気力が戻らない夜に、
考えを整理しようとしても、
うまくいかないのは自然なことです。
回復には順番があります。
最初に整えるのは、考えよりも体です。
行動① 先に体を休める
気力が落ちている夜は、
「何かしなければ」と思うほど、体が動かなくなることがあります。
それでも多くの場合、最初に疲れているのは気持ちより体です。
考え事が止まらないときでも、
体を休ませることで、思考の回転が少しずつ落ちていくことがあります。
逆に、体が緊張したままだと、
頭だけで何とかしようとしてしまい、余計に消耗してしまいます。
ここで大切なのは、
「ちゃんと休もう」と決めないことです。
横になる。
明かりを少し落とす。
服をゆるめる。
それだけでも、体は「もう頑張らなくていい」と受け取り始めます。
眠れなくても構いません。
休むことと、眠ることは同じではありません。
まず体を休ませることで、
そのあとに考える余地が生まれます。
「今日はここまででいい」と体に伝えること。
それが、気力を取り戻すための最初の一歩になることがあります。
行動② 考え事は翌日に回す
気力が落ちている夜ほど、
考え事が頭から離れなくなることがあります。
今日の出来事。
明日の予定。
はっきりしない不安。
疲れているときの思考は、
どうしても同じところを行き来しがちです。
この状態で結論を出そうとしても、
よい答えにたどり着くことは多くありません。
だから夜は、
考え事を「解決しよう」としない方がうまくいきます。
代わりに、いったん区切ることを意識します。
やり方は簡単です。
気になっていることを、短く紙に書き出す。
箇条書きで十分です。
そして、その横に「明日考える」と書いておく。
それだけで、
頭の中にあったものが外に出て、
気がかりから少し距離を取ることができます。
「今日はここまででいい」と決めることは、
投げ出すことではありません。
回復した状態で向き合うための準備です。
まとめ:何もしない夜にも意味がある
何もしたくない夜は、
何もできていない夜ではありません。
体を休めること。
考え事を翌日に回すこと。
それは、次の日をなんとか過ごすための準備でもあります。
気がかりに形を与え、
ひとまず距離を取る。
言語化することで、体験の流れが少し進むこともあります。
ただし、それを深めるのは気力があるときで構いません。
今は、立ち止まることを許す時間です。
何もしないように見える夜にも、
ちゃんと意味はあります。

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