心(Spirit)

『多動脳』レビュー|「落ち着きのなさ」は才能かもしれない

はじめに仕事でADHD傾向のある子どもと関わる機会があります。わずか数時間の関わりでも、対応する保育士や親御さんの苦労の大きさに胸が痛むことがあります。けれども、アンデシュ・ハンセン氏の『多動脳』を読んで、「もしこの特性を別の角度から見られ...
心(Spirit)

『アメリカは自己啓発本でできている』レビュー:自己啓発を俯瞰する「知の地図」

自己啓発の「海」を渡るための羅針盤「自己啓発本」という言葉に、どこか惹かれつつも少し照れくささを感じる人は多いでしょう。読むと元気になれるけれど、どこか軽く見られがちな存在――そんな印象を抱く人もいるはずです。しかし、もしこのジャンルを“ひ...
心(Spirit)

祈りの力――目に見えない思いが届くとき

はじめに受験や病気、人生の節目に差しかかったとき、私たちができることには限りがあります。努力や準備のほかに、どうしようもない部分が残る——そんな時、人は「祈る」ことで心の拠りどころを見出します。私自身、子ども2人の受験期に、ただ祈ることしか...
心(Spirit)

意識は幻想か?──『ユーザーイリュージョン』が示す無意識の知性

人は自分の行動を「自分の意識で決めている」と信じています。しかし、脳科学と心理学の研究が進むほどに、それが幻想であることが見えてきます。トール・ノーレットランダースの『ユーザーイリュージョン』は、私たちの意識がいかに「遅れて生まれる物語」で...
体(Body)

『運動脳』まとめ

はじめに『運動脳』は、人間の脳が工業化・デジタル化に適応できず不調を起こす現状を説明し、運動によって本来の機能を引き出す方法を解説しています。ストレス耐性、集中力、意欲、記憶力、創造性、学力、脳の老化予防など、運動が脳に与える幅広い効果を理...
心(Spirit)

精神の障害とイーロン・マスク

はじめに『イーロン・マスク』(ウォルター・アイザックソン著)を読み、彼の「精神」と「創造性」について思うところがありました。彼の歩みを辿ると、そこには「障害」とも呼ばれる精神的特性が、同時に「推進力」として働いていることに気づかされます。ア...
心(Spirit)

亡き恩師からの贈り物──記憶に残る教えと、今を生きる力

――『グッド・ライフ』とともに考える「よい人間関係」とはハーバード大学で84年にわたり行われてきた「幸福の研究」は、幸せで健康な人生を送る鍵が「よい人間関係」にあると明らかにしました(『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』)...
心(Spirit)

マインドフルネス・瞑想でとらわれから抜け出す

気になることが頭から離れないとき仕事や勉強に集中したいのに、つい気になることを考えてしまう。しかも、その問題がすぐに解決できない内容だと、時間だけが過ぎて気分も沈んでしまうものです。お腹が空いたときはお菓子を食べれば済みますが、誰かの何気な...
技(Skill)

AirPods Proで快眠環境を整える:ノイズキャンセリングで静かな夜を

睡眠の質を変える「静けさ」健康の基本は睡眠です。しかし、家族の生活リズムが違うと、寝室にテレビの音や話し声が漏れ、落ち着いて眠れないことがあります。私も同じ悩みを抱え、耳栓やヒーリング音楽などを試しましたが、決定打にはなりませんでした。そこ...
運(Fortune)

みやぞん体験

はじめにみやぞんのトークショーに参加し、テレビでは見られない一面を体験しました。彼が語ったのは、「苦手なことは無理にやらなくてよい」「笑顔でいると運が向いてくる」ということでした。トークの抜粋小学生の頃、夏休みの宿題はしないと宣言。英語は勉...