運(Fortune)

さらばSRX400|18年連れ添った相棒を手放すまでの記録

長年乗り続けたヤマハSRX400を手放しました。この記事では、売却を決意するまでの経緯や査定の比較、そして実際の手続きから感じたことを記録します。これからバイクを手放す人の参考になれば幸いです。決意2年ごとの車検のたびに、バイクとの付き合い...
心(Spirit)

心理療法のはじめに──発達障害の視点をもつということ

医療と心理療法の違い心理療法を理解するには、まず医療との違いを押さえておくことが大切です。医療では、血液検査や画像診断などの客観的データに基づいて診断が下されます。病名が決まれば、標準化された治療法が適用される。ここには「共通の手順」と「再...
技(Skill)

CamScanner購入――メモ魔がたどり着いた最適なスキャン環境

メモ魔の悩み私は昔からメモ魔で、気になった言葉や図表、記事の一節など、思いつくままに残しておきたいタイプです。10代のころは新聞の切り抜きを封筒にためていましたが、スクラップブックに整理することもできず、溜まったまま参照されることなく消えて...
心(Spirit)

『多動脳』レビュー ──「落ち着きのなさ」は才能かもしれない

はじめに仕事で、ADHD傾向のある子どもと関わる機会があります。数時間一緒に過ごすだけでも、「集中し続ける」ことの難しさや、周囲の大人が抱える負担を間近で感じることがあります。アンデシュ・ハンセン氏の『多動脳』を読んだとき、私はその子どもた...
心(Spirit)

『アメリカは自己啓発本でできている』レビュー――自己啓発を俯瞰する「知の地図」

自己啓発の「海」を渡るための羅針盤「自己啓発本」という言葉に、どこか惹かれつつも少し照れくささを覚える人は多いでしょう。読むと元気になれる一方で、軽い印象を持たれがちな側面もあります。しかし、このジャンルを“ひとつの文化”として眺め直すと、...
心(Spirit)

祈りの力――目に見えない思いが届くとき

はじめに受験や病気、人生の節目に差しかかったとき、私たちができることには限りがあります。努力や準備のほかに、どうしようもない部分が残る——そんな時、人は「祈る」ことで心の拠りどころを見出します。私自身、子ども2人の受験期に、ただ祈ることしか...
心(Spirit)

意識は幻想か?──『ユーザーイリュージョン』が示す無意識の知性

人は自分の行動を「自分の意識で決めている」と信じています。しかし、脳科学と心理学の研究が進むほどに、それが幻想であることが見えてきます。トール・ノーレットランダースの『ユーザーイリュージョン』は、私たちの意識がいかに「遅れて生まれる物語」で...
体(Body)

『運動脳』レビュー──運動が“脳の性能”を最大化する理由

はじめにアンデシュ・ハンセン著『運動脳』は、現代人の脳が「動かなさ」によって本来の力を発揮できていないという前提から、運動が脳にもたらす幅広い効果を紹介する一冊です。ストレス耐性、集中力、記憶力、意欲、創造性、学力、老化予防まで──本書を読...
心(Spirit)

精神の障害とイーロン・マスク

はじめに『イーロン・マスク』(ウォルター・アイザックソン著)を読み、彼の「精神」と「創造性」について思うところがありました。彼の歩みを辿ると、そこには「障害」とも呼ばれる精神的特性が、同時に「推進力」として働いていることに気づかされます。ア...
心(Spirit)

亡き恩師からの贈り物──記憶に残る教えと、今を生きる力

――『グッド・ライフ』とともに考える「よい人間関係」とはハーバード大学で84年にわたり行われてきた「幸福の研究」は、幸せで健康な人生を送る鍵が「よい人間関係」にあると明らかにしました(『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』)...