導入:時間が足りない、でも眠りは削りたくない
睡眠の大切さは、誰もが分かっています。
私自身も「できるだけ7時間は寝よう」と意識してきました。
それでも、仕事が長引いたり、細かな用事が重なったりすると、
動画やSNSを控えていても、思うように睡眠時間を確保できない日があります。
「寝た方がいいのは分かっている。でも現実が追いつかない」
そんな感覚を抱えていたときに出会ったのが、
睡眠の“長さ”ではなく“密度”に注目する考え方でした。
気づき:「最初の90分」が睡眠の質を決める
『スタンフォード式 最高の睡眠』で繰り返し強調されているのが、
眠り始めの「黄金の90分」の重要性です。
睡眠には大きく分けて
- ノンレム睡眠(深い眠り)
- レム睡眠(浅い眠り)
があり、最初の90分に訪れるノンレム睡眠が、
一晩の中でもっとも深く、回復に重要な時間帯だとされています。
この時間に成長ホルモンが多く分泌され、
大人にとっては細胞の修復や代謝の調整、翌日の集中力に関わってきます。
「6時間しか寝ていないのに、なぜかスッキリする日がある」
その理由が、少し腑に落ちました。
体験:忙しい時期に「理にかなっていた行動」
以前、仕事が立て込んだ時期に、
遅くまで残業せず、始発で通勤する形で乗り切ったことがあります。
当時は苦肉の策でしたが、
「黄金の90分」という考え方を知ってから、
あの選択は結果的に理にかなっていたのだと気づきました。
もちろん、無理を続けることが解決策ではありません。
実際、その後は上司に相談し、体制そのものを調整しました。
この考え方は、あくまで一時的に自分を守るための選択肢だと捉えています。
行動①:どうしても作業がある日は、まず眠る
「眠いけれど、資料を作らなければならない」
そんな夜こそ、先に眠るという選択があります。
眠気を抱えたまま無理に続けるより、
一度眠って「黄金の90分」をしっかり取る。
そのタイミングで起きて作業に取りかかる方が、
結果的に集中できることも少なくありません。
行動②:眠りに入るための「儀式」をつくる
スムーズに眠るには、
体温を一度上げて、自然に下げていく流れが大切だと言われています。
そのため、就寝の約90分前に入浴するのが一つの目安になります。
私の場合、
という流れを決めておくと、
気づけば自然に眠るモードへ切り替わっています。
これは本に書かれている方法そのものではありませんが、
イチロー選手のルーティンのように、
自分なりの「眠りの儀式」を持つことが助けになると感じています。
行動③:眠る環境と「見える化」
眠る環境も、意外と大きな影響があります。
私は
- AirPods
- アイマスク
を使って、外部刺激をできるだけ遮断しています。
また、ランニング用に使っているGarminのGPSウォッチを
Appleのヘルスケアアプリと連携させ、
睡眠の深さを記録しています。
数字として見えると、
「どんな行動が眠りに影響したのか」を振り返りやすくなります。
仕事で言うところのPDCAのように、
睡眠も「振り返って、少し調整する」だけで変わってきます。
まとめ:「黄金の90分」は生活を取り戻す合言葉
忙しさに流されていると、
生活の主導権を失ったような感覚になることがあります。
「黄金の90分」という視点は、
完璧を目指すためのものではなく、
自分の生活を取り戻すための目印だと感じています。
眠りの密度を意識すること。
それだけでも、日常は少し整い始めます。


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